内定者フォローの必要な理由とは?実践で使える方法7選を紹介

採用業務において、内定者フォローが重要であることをご存じでしょうか。

内定者フォローの有無で、辞退者や早期退職者の数に違いがでます。

しかし、「内定者フォローで何をしていいかがわからない」という方もいるでしょう。

そこで今回は内定者フォローで使える方法、7選を紹介します。

内定者フォローが必要な理由や、内定者フォローですべきことについても解説します。

記事を参考にし、自社の内定者フォロー施策に役立ててください。

内定者へのフォローが必要な理由

内定者フォローとは、採用した企業側が内定者に対しておこなう施策をいいます。

採用は内定が決まった時点で終わりではなく、内定後のフォローも大切です。

企業側が内定者フォローをすべき理由は、主に以下の3つです。

  • 内定辞退の防止
  • 早期退職の防止
  • 勤務に向けた準備

具体的に、解説していきます。

内定辞退の防止

内定者フォローの最も重要な目的は、内定者の辞退を事前に防ぐためです。

内定通知書後、辞退するかは内定者にゆだねられており、内定通知とは異なり企業側ではコントロールできません。

せっかく確保した内定者に辞退されてしまっては、採用までにかけた労力が全て無駄になってしまいます。

人員の配置計画も立て直しが必要となるでしょう。

そしていい人材だからこそ採用したのに、逃してしまっては企業にとっての損失となります。

なるべく内定者が辞退を選ばないように、採用後のフォローは必要不可欠です。

早期退職の防止

早期退職の原因は入社後のギャップが、主な原因です。

新入社員は入社後、3年以内に3割が退職するといわれています。

理由としては、入社前と入社後のイメージのギャップが考えられます。

「想像していた職場と違っていた」と内定者に感じさせないためにも、フォローの段階でギャップを解消する必要があるでしょう。

勤務前に、内定者に社内の雰囲気や仕事内容を知ってもらうことで、認識のギャップを埋めることが可能です。

勤務に向けた準備

意欲の高い内定者のために、入社前に学びの場を用意しましょう。

モチベーションの高い内定者は、入社前から早くスキルや知識を身に着けたいと思っています。

勤務開始までの時間を有効に使うためにも、研修や社内見学といった機会を設けるとよいでしょう。

勤務がはじまるまでの時間を学習やスキルアップにあて、有効に活用できます。

そして学びの場を提供することで、内定者の意欲をさらに高めることができます。

内定者がフォローで欲していることとは?

内定者が何を欲しているか知ることで、内定者フォローですべきことが見えてきます。

すべきことが見えると、具体的な施策に落とし込むことが可能です。

内定者の立場になり、何をしたら入社に対してモチベーションを保てるのかを、考えましょう。

内定者がフォローで企業側に欲していることを、具体的に解説します。

安心感や信頼感

誰でも、入社前は不安がつきものです。

入社前に安心感を得たいという気持ちは、ほとんどの内定者に当てはまるのではないでしょうか。

「会社が本当に、自分に合っているのか?」「想像と勤務後の現実に、ギャップはないか?」など、不安は絶えません。

不安を埋める意味でも、内定者フォローは必要です。

内定者フォローでは、安心感・信頼感を内定者に与えるためにも、丁寧なコミュニケーションが求められます。

社内での関係構築

採用担当者だけではなく、事前に人間関係を築いておきたいと考える内定者も多いでしょう。

業務が開始してからでは、人間関係の構築と仕事を覚えることが、うまく両立できない場合もあります。

内定者は社員とコミュニケーションを取ることで、業務開始にあたって安心感を得ることができます。

また会社の新しい魅力に、気づくきっかけにもなるでしょう。

事前に職場に馴染んでもらうためにも、入社前の社員とのコミュニケーションは内定者にとって大切です。

会社の雰囲気

会社で自分がどのように働いているのか、内定者にとってイメージがわかないケースがあります。

イメージがわからないと、勤務に対する不安感も増すでしょう。

だからこそ、社内の雰囲気を事前に知りたい、と思う内定者も多いでしょう。

雰囲気を知ることで、職場で自分が働いているイメージがより明確になります。

職場を体験できるような場を設けると、内定者は職場の雰囲気をより知れるでしょう。

内定者へのフォローですべきこと

内定者の辞退や早期退職を防ぐため、また内定者の要望に応えるためにすべきことを解説します。

内定者フォローですべきことは、以下の通りです。

  • 企業への理解を促進
  • コミュニケーションの機会創出
  • 定期的な連絡

上記の3つをおこなうことで、内定辞退や早期退職の予防になります。

各自、掘り下げていきましょう。

企業への理解を促進

内定者は、同時に他の企業の選考も受けている場合が多いです。

内定を複数獲得している場合、自社を辞退の選択とされる可能性は否定できません。

しかし内定が決まった時点から、企業への理解を促進させることで、内定者の意欲を高めることが可能です。

自社への魅力を感じてもらえれば、志望する気持ちも高まります。

企業への理解促進は、内定者フォローにおいてぜひとも実施してください。

コミュニケーションの機会創出

前章で解説した通り、内定者と社員のコミュニケーションは、内定者フォローにおいて実施したほうがよいでしょう。

社員といい関係が構築できれば、辞退という選択肢も遠のくはずです。

また内定者が就社前の不安の解消するためにも、社員に気軽に質問できる場があるとよいでしょう。

安心感を与え、不安を解消するには、人間関係がとても大切です。

内定者と社員のコミュニケーション機会は、積極的に創出しましょう。

定期的な連絡

内定者への定期的な連絡は、コミュニケーションを取るという意味で大切です。

たとえば内定者へ定期的に課題を出し、回答をしてもらいます。

次に回答に対し、現場の人間や社員が丁寧にフィードバックをします。

上記の様なことを繰り返すだけで、内定者から企業への信頼感は増します。

内定者と定期的に連絡をとり、信頼関係を構築しましょう。

内定者へのフォロー例7つ

内定者フォローをしたいが、具体的な施策が思いつかない方のために、7つの例を紹介します。

  1. オンライン見学
  2. オンライン研修
  3. フォローツールの活用
  4. 座談会
  5. 内定者懇談会
  6. 面談
  7. 社内イベント

いずれも実施のハードルは低く、企業にとって実行しやすい施策です。

各自、詳しく解説します。

①オンライン見学

オンラインで社内見学は、勤務前の内定者がまだ遠い地域に居る場合もおこなえます。

さらに事業所が複数ある場合でも、1日で見学できるもオンラインのメリットです。

実際に会社に出向く時間が合わない場合も、オンラインであればお互いの都合をつけやすいでしょう。

オンライン社内見学で質問の場を設けるだけでも、内定者の疑問点を解消することができます。

企業側にとっても内定者にとっても、労力が少ないため、オンライン社内見学はおすすめです。

②オンライン研修

オンラインの研修は、リアルタイムや動画、どちらでも実施できます。

リアルタイムでオンライン研修を実施する場合、内定者からの質問に素早く対応することができます。

既に録画した動画をオンライン研修として利用する場合は、内定者が都合に合わせて受けられる点がメリットです。

オンライン研修の実施により、内定者は事前に仕事への知識を高め、スキルアップをする機会を得ることが可能です。

対面での研修も有効ですが、研修実施の手間や費用をおさえられるのがオンライン研修のいい所です。

③フォローツールの活用

内定者フォローツールを活用するだけで、内定者へのフォローへの労力を軽減することができます。

採用人数が多いほど、内定者フォローにかかる負担が大きくなるでしょう。

例えば100人採用した場合、100人全員に対して社内のリソースで対応した場合、相当な労力になります。

ツールを活用することで、内定者フォローで出る業務負担の軽減が可能です。

今回紹介する内定者フォローツールは、以下の4つです。

  1. e-ラーニング
  2. SNS
  3. 研修代行
  4. 書籍

各自、詳しく解説します。

①e-ラーニング

e-ラーニングとは、教材を電子化したものです。

動画など電子化された教材を使い、実務開始の前に、各自で学習を始めてもらうことが可能です。

e-ラーニングを利用する場合は、既存のサービスを活用することで、研修素材を作る手間が省けます。

多様なコンテンツを用意しているサービスもあるため、自社の業務に合ったe-ラーニングを探してみましょう。

②SNS

SNSを利用することで、社内の様子や、社員の情報など社内情報を発信できます。

限定公開にすることで、内定者のみに配信することが可能です。

またSNSは使い慣れている人が多いため、カジュアルに内定者とコミュニケーションがとれます。

とくに若年層にとっては使いやすく、閲覧率の向上も期待できるでしょう。

③研修代行

研修代行サービスを活用するのも、内定者フォローへの労力を軽減するうえで効果的です。

研修に対するリソースが避けない場合、研修内容やノウハウの販売をおおなっている企業を活用するのもよいでしょう。

対面かオンラインも、選べる場合があります。

費用はかかりますが、社内リソースを圧迫させたくない場合に、有効な手段です。

④書籍

書籍や雑誌、冊子を内定者に送り、自主学習してもらうこともできます。

定期的にレポートを提出してもらい、フィードバックをするなど、コミュニケーションのきっかけにもなるでしょう。

アナログな方法ですが、学習の仕方としてはなじみがある人が多く、実行しやすい手段です。

郵送料や受け渡しの手間はかかりますが、事前学習の施策として有効な手段です。

④座談会

内定者と社員の座談会の実施で、自社に親近感を持ってもらえるでしょう。

カジュアルな会話から、内定者の緊張もほぐれるかもしれません。

参加する層はベテランから若手社員、管理職まで多様性があった方がいいでしょう。

対面でもオンラインでも、どちらでも構いません。

座談会の開催で職場のイメージがより明確になり、内定者へ社内の雰囲気を伝えることができます。

⑤内定者懇談会

内定者同士の懇談会を実施し、同期でコミュニケーションをとってもらうのもいいでしょう。

連帯感が高まり、仕事への意欲も向上する可能性があります。

内定者懇談会も、必ずしも対面の必要はなく、オンラインで実施するのも可能です。

内定者同士のつながりをつくることで、実務を開始した後のコミュニケーションも、円滑になるでしょう。

⑥面談

内定者と面談をおこない、疑問点などを解消することで、内定者の安心感につながります。

また大勢の中で話すことが苦手な内定者でも、1対1、もしくは少人数の面談であれば話しやすいでしょう。

面談は懇談会などとは異なり、内定者本人の参加意識も高まります。

会社に必要とされている実感が沸き、意欲にもつながるでしょう。

そして大人数の中では語られなかった、意外な本音も内定者から聞き出せるかもしれません。

⑦社内イベント

社内イベントを実施するタイミングで、内定者に参加してもらうのもよいでしょう。

運動会、バーベキュー、新年会など積極的に社内イベントを実施している会社であれば、内定者フォローにもぜひ活用してください。

社員と交流を深めることはもちろん、入社への緊張感をやわらげる効果もあります。

社内イベントは面談などに比べカジュアルな場であるため、抵抗感なく参加できるでしょう。

コミュニケーションに積極的な内定者にとっては、ぜひとも参加したい機会かもしれません。

まとめ:内定者フォローで辞退を防ぎ関係構築をしよう

内定者フォローが必要な理由として、辞退や早期退職の防止や、勤務に向けた準備などがあります。

内定者が企業側のフォローとして欲していることは、安心感や人間関係を構築できる場、職場のイメージを感じ取れる機会などです。

だからこそ定期的な連絡や、コミュニケーションの機会創出、企業への理解促進が必要となります。

具体的な内定者フォローの施策としては、オンライン見学・研修、面談や懇談会の実施をしましょう。

e-ラーニングや、社内イベントの活用も有効です。

内定者フォローをし、内定者との信頼関係を構築し、長期的に活躍してもらえる人材を一人でも多く確保しましょう。